The SKYLINE Complete Blog by George
■1969年10月
● 2000GT改良!
2000GT[GC10]がマイナーチェンジを受けました!
〝愛のスカイライン〟登場から2ヶ月、ついに「2000GT」も

外観は、
・フロントグリル
・前後バンパー&オーバーライダー
・ラジオアンテナ移設
・フロントウインカー(パーキングランプ追加)
・リアコンビネーションランプ(パーキングランプ追加、反射板:ランプ内側→外側)
・リア「2000GT」エンブレム(正方形タイプに)
・サイドウインカー大型化(※2000GTのみ)
と、“ショートノーズ・シリーズ”同様の変更を受けていますが、今回2000GTの最大の進化は、
改良型L20型(L20A型)エンジンが搭載された事です

セドリック(H130)用をベースに圧縮比を高め(8.6→9.5)、ツインキャブ用のカムシャフトを採用する等のチューニングにより、最高出力:120ps/6000rpm、最大トルク:17.0kg-m/4000rpm、最高速度:175km/hを発揮します!

これまでの“木目調”から“本木目”に変わり、
グリップも太くなって握りやすくなりました。
又、スイッチ類の表示が絵文字になりました

これだけ改良進化したにも関わらず、価格は
据え置きの86万円ですからお買い得ですね

これで 〈1500〉 〈1800〉 〈2000GT〉 と改良型
も出揃い、あとは 〈GT-R〉 を残すのみ。
いつ登場するのか?楽しみに待ちましょう

Skyline 型ログ
■2000GT[GC10]
● '69日本グランプリ(TSレース)
サポートレースの「ツーリングカー(TS)レース」には“GT-R”が大挙出場!
この中にはルーカス製インジェクション(燃料噴射装置)を装着した事実上の“ワークスGT-R”が6台含まれており、予選ではこの6台が上位を独占したのです

No.39寺西選手が叩き出した2分10秒08は、ツーリングーとしては驚異的なタイムです

予選1位 No.39 寺西 孝利 (SCCN)
(予選タイム 2'10"08)
予選2位 No.40 鈴木 誠一 (SCCN)
(予選タイム 2'11"08)
予選3位 No.41 田村 三夫 (SCCN)
(予選タイム 2'11"49)
予選4位 No.38 歳森 康師 (SCCN)
(予選タイム 2'12"08)
予選5位 No.47 須田 祐弘 (SCCN)
(予選タイム 2'12"74)
予選6位 No.43 辻本 征一郎 (SCCN)
(予選タイム 2'13"05)
ワークスGT-R勢に続いたのがPMC・SとSCCNからエントリーのプライベートGT-R勢。
予選7位 No.46 千代間 由親 (PMC・S)
(予選タイム 2'14"35)
予選8位 No.45 R.L.レイガン (PMC・S)
(予選タイム 2'14"48)
予選9位 No.44 萩原 裕 (PMC・S)
(予選タイム 2'14"54)
予選10位 No.37 箕輪 真治 (SCCN)
(予選タイム 2'16"74)
予選11位 No.48 久保田 洋史 (PMC・S)
(予選タイム 2'16"97)
予選12位 No.36 長村 瑞臣 (SCCN)
(予選タイム 2'17"10)
予選15位 No.50 狩野 英夫 (PMC・S)
(予選タイム 2'20"67)
午前9時、グリッド上位12台を“GT-R”で独占した決勝レースがスタート

GT-R同士の熾烈なトップ争いとなったレースの模様は↓
結局、上位8位を“GT-R”が独占するという快挙で8連勝です

ツーリングカーレース決勝結果
[順位] No. 車名 ドライバー タイム (周回数)
[1位] No.39 スカイライン2000GT-R(PGC10) 寺西 孝利 45'26"01 (20)
[2位] No.38 スカイライン2000GT-R(PGC10) 歳森 康師 45'26"01 (20)
[3位] No.40 スカイライン2000GT-R(PGC10) 鈴木 誠一 45'26"19 (20)
[4位] No.45 スカイライン2000GT-R(PGC10) R.L.レイガン 45'27"74 (20)
[5位] No.36 スカイライン2000GT-R(PGC10) 長村 瑞臣 45'33"79 (20)
[6位] No.41 スカイライン2000GT-R(PGC10) 田村 三夫 45'36"53 (20)
[7位] No.46 スカイライン2000GT-R(PGC10) 千代間由親 45'44"76 (20)
[8位] No.48 スカイライン2000GT-R(PGC10) 久保田洋史 45'57"40 (20)
[9位] No.25 トヨタ1600GT(RT55) 藤田 直広 46'44"85 (20)
[10位] No.20 トヨタ1600GT(RT55) 下山 平治 47'09"49 (20)

● 第4回富士ツーリスト・トロフィーレース
このレースは、またの名を「ツーリング500マイルレース」と言って、ツーリングカーだけで競う800kmの耐久レース。
公式予選はなく、排気量の大きい順に並べられた45台でレースはスタートしました

箕輪/レイガン組、篠原/長村組、萩原/千代間組の3台の“GT-R”がレースをリード。
激しいトップ争いが繰り広げられましたが、最終周、トップを快走していた箕輪/レイガン組がガス欠でピットイン、この隙に篠原/長村組がトップに立ちそのままゴール、土壇場での逆転勝利となりました

ツーリスト・トロフィーレース決勝結果
[順位] No. 車名 ドライバー (周回数)
[1位] No. 5 スカイライン2000GT-R(PGC10) 篠原 孝道/長村 瑞臣 (133)
[2位] No. 1 スカイライン2000GT-R(PGC10) 箕輪 真治/R.L.レイガン (133)
[3位] No.22 トヨタ1600GT(RT55) 藤田 直広/金原 優 (130)
[4位] No. 9 スカイライン2000GT-R(PGC10) 萩原 裕/千代間 由親 (128)
[5位] No.24 トヨタ1600GT(RT55) 杉崎 直司/舘 宗一 (127)
[6位] No.29 ベレット1600GT(PR91) 加茂 秀夫/青木 正行 (122)
