The SKYLINE Complete Blog by George
● スカイライン2000GT-R
東京モーターショーで注目を集めた2000GTの“レーシング仕様車”が「2000GT-R」としてついに発売されました![PGC10型]
[GT-R]の R は、もちろん Racing を意味します。
「栄光のマシンR380のエンジンをそのまま搭載」とありますが、本当なら凄い事ですね(笑)
■エンジン:S20型(1989cc直列6気筒)
R380のエンジン(GR8型)をベースに“新開発”されたS20型は、多球形式燃焼室、4バルブ、V形弁配置、クロスフローポートを持つアルミシリンダーヘッドが採用されています。
又ロッカーのないリフター直駆動のDOHC機構の採用により連続高速回転が可能で、しかも耐久性に優れているそうです。腰下も7ベアリング方式のクランクシャフト、サイドボルト式シリンダーブロックと高速耐久性は抜群!
更に、フルトランジスタ式点火装置(日本初)、ソレックス・ツインチョークキャブレター3連装、ダブルローラー式タイミングチェーン、ウエットライナー方式、電磁式燃料ポンプ、ステンレス製エキゾーストマニホールド(等長タイプ)等の採用により、最高出力160ps


外観は、前後のバンパー・オーバーライダーが排除され、ミラーは砲弾型になりました。
リアのホイールアーチはC10型の特徴でもあるキャラクターラインを大胆にカット!レーシングタイヤの装着を可能にしています。
そしてフロントフェンダーには先代2000GT-Bの後継の証、赤/白の「GT」エンブレム

■全長:4395mm(-35mm)
■全幅:1610mm(+15mm)
■全高:1385mm(-5mm)
■ホイールベース:2640mm(±0mm)
■車両重量:1120kg(+30kg) ※( )内の数値は2000GT(GC10)との差異
サスペンションは、2000GT(GC10)と同様フロント:ストラット、リア:セミトレーリングアームの4輪独立懸架ですが、ショックアブソーバーの減衰力とスプリングのバネレートは高められています。
ブレーキは、フロントにガーリング型オポジットタイプの大型ディスクブレーキが採用され、タイヤは6.45H14-4PRのロープロフィール、ノンスリップデフも標準装着されています。
トランスミッションはポルシェ・タイプのシンクロメッシュ5速MT。
又、レース走行を考慮して燃料タンクは100Lの超大型を採用しています!
内装は2000GT(GC10)を基調に、ステアリングホイールとシフトノブにはウッドが採用され、フロントシートはリクライニングしない本格的なバケットタイプになっています。
更にオプションとして、アルミ合金鍛造製ピストン、カムシャフト、エキゾーストマニホールド、オイルクーラー、オイルキャッチタンク、大容量ラジエター、ウェーバー・キャブレター(45DCOE)、強化クラッチ、レース用トランスミッション、強化サスペンション、ロールバー等が用意されていますが、ここまで徹底して“走り”に拘ったクルマがあったでしょうか

因みにラジオ、時計、ヒーターもオプションとなっていますのでご注意を

車両価格は2000GT(GC10)の86万円に対して150万円と大変高額ですが、その約半分がエンジンの値段と聞けば納得ですね

Skyline 型ログ
■2000GT-R[PGC10]
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